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テスラが日本で全車30万円一律値下げ! 補助金が制限されるもお買い得度ではモデルYが圧倒!!

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テスラが日本で全車30万円一律値下げ! 補助金が制限されるもお買い得度ではモデルYが圧倒!!

補助金額が減っても攻める姿勢を絶やさないテスラ

テスラが日本国内において、モデル3とモデルYを中心に、全モデルの全グレード一律で30万円の大幅値下げを断行しました。

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そもそも、この日本国内におけるテスラに関しては、2022年の9月からモデルYの正式納車をスタートしながら、さらに2023年8月中にもモデルSとモデルXのパラディウム世代の納車をスタート。そして、2023年12月中に、モデル3のモデルチェンジバージョンである、通称ハイランドの納車をスタートすることで、全4車種、最新の状態にアップグレードされ、一気に販売台数を伸ばそうとしてきていたわけです。

他方で、2024年シーズンに突入してからというもの、その販売台数は伸び悩んでいる状況であり、とくに第一四半期の販売台数を比較していくと、じつは2024年シーズンというのは、2年連続で販売台数がマイナス成長という厳しい状況であることが見て取れます。

いずれにしても、テスラが日本国内においてモデルチェンジを行なったとしても、販売台数で大きく苦戦しているわけです。

そして、そのテスラが日本国内において、需要喚起のためにさらなる値下げ措置に踏み切ってきたということで、具体的には、モデル3 RWDグレードが531.3万円、ロングレンジが621.9万円、モデルYのRWDグレードが533.7万円、ロングレンジが622.6万円、そしてパフォーマンスが697.9万円。

その上、モデルSとモデルXについても同様に値下げされ、テスラの全モデル、全グレード、一律で30万円もの値下げに踏み切った格好です。

他方で、テスラジャパンについては、4月からモデル3ロングレンジ以外のグレードに対して20万円もの購入サポートプログラムを展開していました。これは、モデル3ロングレンジグレードのみが85万円の補助金額上限の対象となったものの、それ以外のグレードが65万円という補助金額に制限されてしまったことを受けての対応だったことから、モデル3ロングレンジ以外については、4月以降と比較すると実質10万円という値下げ幅になります。

また、今回の値下げには関係ないものの、現在モデル3とモデルYの価格設定については、極めて接近している状況です。モデル3のRWDグレードについては、補助金を含めて466.3万円から購入可能なものの、モデルYのRWDグレードについても、補助金を含めて468.7万円から購入可能であり、その値段差はたったの2.4万円と極めて接近していることから、テスラ車をなるべく安く購入したいというような方については、もうこれは躊躇なくモデル3ではなくモデルY RWDグレードを購入するべきだと感じます。

ライバル比較でわかったモデルYの高いコスパ

一方、ロングレンジグレードについては、モデル3は最大85万円の補助金をフルで適用可能であり、よってモデルYよりも20.7万円も安価に購入することが可能です。また、航続距離についても、EPA基準で50kmほど長く走行することが可能です。

ただし、モデルYについては、最低地上高が172mm、モデル3よりも圧倒的に高いということ、収納性をはじめとする車内スペースの広さという点ではモデルYが明らかに優れているということ、そしてこれらによって雪国在住や寒冷地への遠出などについては、そもそもモデル3ではなくモデルYをチョイスするべきということを踏まえると、やはりロングレンジグレードについても、モデル3よりもモデルYを購入したほうがベターです。

どのグレードにおいても、モデル3よりもモデルYを購入したほうが、さまざまな観点で所有満足度が高くなる場合が多いと結論付けられそうです。

また、今回の値下げ措置を考慮に入れた上で、とくにモデルYの競合となる日産アリア、ヒョンデIONIQ 5、トヨタbZ4Xと比較したそのコスト競争力についてを確認していきましょう。

まず、航続距離については、EPA基準でいくと、アリアのみ350km以下という航続距離に留まるものの、それ以外の車種については400km程度の航続距離を実現しています。

充電性能については、テスラが独自ネットワークを整備していることから、車両側の充電性能以上に大きくリードしていることは間違いありません。

また、収納スペースという観点については、854リットルというトランクとともに、ボンネット下にも117リットルものフランクを装備していることから、比較にならないレベルの広大な収納スペースを確保できています。

そして、今回の値下げによって、モデルY RWDについては補助金を含めて実質468.7万円から購入可能となりました。たとえばアリアは補助金を含めても574万円と、ついにモデルYとの価格差は100万円オーバーとなり、モデルYの圧倒的なコスパのよさ、およびアリアのコスパの低下が顕著です。

また、IONIQ 5についても補助金込みで474万円と、モデルYのほうが安価に購入可能となっている状況で、これはトヨタbZ4Xと比較してもほとんど同じ値段設定すら実現しています。

いずれにしても、日本国内におけるファーストカーとして実用的に運用可能な電動SUVという点で考えると、今回の値下げによってテスラモデルYが極めてコスト競争力の高い一台であることが見て取れると思います。

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みんなのコメント

44件
  • ******
    お買い得?
    それでもプロなのか?
    値下げで安く買って、売る時タダ同然。
    お買い得とは程遠い
    マツダ地獄と言われた過去を知ってるでしょ?
    マツダは頑張って自社製品は高く買い取って来たけどテスラは切り捨てだろうな
    デスラーの皆さんトカゲの尻尾切りになりますよ
  • ********
    これで中古価格も暴落する訳ですね
    そして日本国内撤退も近づいてきました(笑)
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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